サムライ 世界で戦う日本人選手

日本人 岡崎慎司が挑む世界リーグ

岡崎慎司

岡崎慎司選手はドイツのブンデスリーガで、1シーズン日本人最多の15点をマークしました。その後イングランドプレミアリーグに移籍し、奇跡的な優勝に貢献しています。決して華麗なプレースタイルではありませんが、フォワードでありながら献身的に守備をし、他の選手を生かすオフ・ザ・ボールの動きはある意味日本人的な姿勢といえます。世界的なフォワードの選手は利己的に得点を狙いますが、岡崎慎司選手は味方に譲る利他的な面をもっています。

世界で活躍するには、遠慮は無用との意見もあるでしょうが、逆にその点に日本選手の特徴があるともいえるでしょう。つまり誰もが利己的であっては、チームはバランスを崩します。プレミアリーグで優勝できた一因は、岡崎選手の利他的姿勢があってこそです。ファンは当然、得点をどんどん決める岡崎選手を見たいですが、試合に出場しチームの勝利に貢献する姿を見るだけで、世界で活躍する日本人を誇らしく感じます。